相対音感とは??
相対音感という言葉、聞いたことがあるでしょうか。
相対音感とは、ある音を基準としてその音から、聞こえた音がどれだけ離れているか
(高いか低いか)を判断するという音感です。
相対的に判断するということです。
相対音感が身につけば、耳コピするスピードが劇的に早くなります。
今回はその相対音感を鍛える方法として、ゲーム感覚で楽しく鍛えられる方法をお伝えしたいと思います。
ひとまず、相対音感の説明について、もうすこし具体的に解説しようかと思います。
(さっきの説明では少しわかりにくいですよね)
相対音感の具体例
おそらく今の説明だとわかりにくいと思うので、もう少し具体的に例をあげましょう。
ギターで例を出します。
聞こえてくる音が1弦5フレットの音だとしましょう。
あなたは、その音を聞いてギターでどこを弾けばその音になるのかな、といったように音あてゲームをします。
あなたが、なんとなくここかな?と1弦3フレットを弾いてみたとします。
その音と、聞こえてくる音を比べると、聞こえて来た音(5フレット)の方が高いはずですよね。
ここで、聞こえて来た音(5フレット)とあなたが弾いた音(3フレット)の音を、あなたが弾いた音(3フレット)を基準として考えているわけです。
相対的に考えて、聞こえて来た音(5フレット)が高いとわかります。
その時、どれだけ音程が違うのかということを判別する能力が相対音感な訳です。
相対音感が高まっていれば、2フレット分くらいの音程の差がある気がするな、と大まかにわかります。
相対音感を鍛えてない人だと、どれだけ音程が違うのかがよくわからず、うまく音があてられないといった現象が起きます。
このように、音程ががどれだけ離れているかを識別する能力が相対音感というわけです。
相対音感は訓練すれば誰でも鍛えることができるようになります。
ではどうやって鍛えるのでしょうか。
相対音感を鍛える方法【実戦するしかない】
ここから本題です。
相対音感を楽しく鍛える方法、
それはメロディーの音あてゲームをやりまくることです!
メロディーのみの耳コピをたくさんやってみようということですね。
つまり実戦形式で楽器を弾くことが相対音感を鍛えることにつながります。
今はまっている曲や、頭から離れない曲などを、片っ端からメロディーだけ楽器で弾いてみるんです。
耳コピというと難しいイメージがあるかもしれませんが、メロディーのみという単音だけならなんとかできたりします。
音を探っていくイメージで音を当てていくわけです。
その過程で、「ここかな?」といったように当てていく際に、まず大体の場所を弾いてみると思います。
その音が、実際のメロディーとどれだけ音程が離れているかを意識しながら当てていきます。
その当てる精度が相対音感がどれだけあるかで決まります。
そしてその相対音感は、「ここかな?」と音を探っていくことをたくさん繰り返すことで鍛えられるわけです。
その音あてゲームを好きな曲でやるからめっちゃ楽しいんですよね。
というわけで、ここからはメロディーの耳コピ(音あてゲーム)のコツを話していきます。
メロディーの耳コピ【音あてゲーム】のコツ
コツ① メロディーを覚えて脳内再生できるようにする。
音程を覚えようということです。
頭の中で再生できるくらいに覚えられると、音を楽器で探していくときに楽になります。
覚える範囲は少しずつでおkです。
例えばサビのワンフレーズだけ弾きたいならそこだけ覚えれば大丈夫。
「ある曲のこの部分のメロディーがめっちゃいいんだよな〜」みたいな時あるじゃないですか。
だったらそこだけ覚えて耳コピしちゃえば、
弾けて楽しい&相対音感を鍛える練習になる
ので一石二鳥ですね。
楽しくやるのが一番です。
相対音感を鍛えるために練習しなくちゃ!と意気込んで、1曲丸々メロディーの耳コピをしなくても良いんです。
まずは色々な曲の気になる部分だけやってみれば良いのです。
脳内再生できるくらい覚えよう、と言いましたが自分の好きな曲や気になる曲だったらすでに覚えちゃってると思います。
頭の中でその音を思い出しながら楽器で探っていきましょう。
わからなくなったら都度聞き返せば良いです。
コツ② 曲の再生速度を変えてゆっくり聞こう。
メロディーを覚えようとしたり、耳コピしようとしたときに、やりにくい場合もあると思います。
例えば、音程が微妙に変化していたり(半音だけ変化してたみたいな)、変化がわかりにくかったり、早くてよく聞き取れなかったり、といった感じです。
そのようなときに、再生速度を変えてゆっくり再生してみるという方法がオススメです。
具体的にどのようにするかというと、Youtubeを利用します。
大抵の曲は今の時代Youtubeにありますよね。
Youtubeの再生画面の歯車マークをクリックして再生速度を落としましょう。
まずは×0.5くらいで、わかりにくい部分を聞いてみましょう。
それでも聞き取れなかったら×0.25で聞いてみます。
そのような感じで再生速度を変えると、標準速度では聞き取りにくかった場所もわかりやすくなります。
無事音が聞き取れたらその音を楽器で探していきます。
相対音感を鍛えて素早く耳コピできるようになろう。
今回説明した方法で、たくさんの気になる曲のメロディーを耳コピして相対音感を鍛えていきましょう。
そして、相対音感が鍛えられることでさらに早く耳コピできるようになります。
そうするともっと相対音感が鍛えられて・・・という最高の無限ループに突入です笑
相対音感はメロディーの耳コピに限らず、コードやベース音の耳コピにも役立ちますし、楽器を超えて役に立つものです。
例えばギターで相対音感が鍛えられれば、その音感は他の楽器にも活かすことができます。
ピアノで何かメロディーを弾いてみようとするとき、ギターで相対音感が鍛えられていれば結構早く耳コピできると思います。僕がそうでした。
要するに音感自体は、音楽をやる上でかなり大事で、どんな楽器を弾く上で大事なのです。
リコーダーだって音感があれば楽譜なんかいりませんからね。(強弱などのポイントは大事ですが、メロディーという意味では耳コピできれば楽譜は不要ですよね。)
そこらへんが楽器を用いて音楽をやる上での「本質」だと思います。
楽譜を読めれば、とりあえずは弾けると思いますが、そもそも音感が身についていれば、楽譜を媒介せずに「音」を楽器にOUTPUTできるわけです。
そうすると、音楽って自由なんだなぁと実感できると思います。
まずは、この記事の方法で相対音感を鍛えてメロディーを耳コピしていくことから始めてみましょう!!
読んでいただきありがとうございました。
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